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外部寄生虫(ノミ・ダニ)について

ノミ・ダニの被害からペットを守るためには定期的なノミ・マダニ対策が必要です。
ノミやダニが寄生した場合、刺された部位に皮膚炎が起こり、痒いのはもちろん、他にも様々なトラブルが起こります。ノミやマダニが多くの感染症を媒介するという点が最も厄介です。もちろん、人間に感染する病気も多く運んできます。予防には主に皮膚に塗布するスポットタイプの薬を使います。

ノミ・ダニの寄生リスクが高い場合(野外での活動が多い、屋外飼育)は通年の、リスクが低い場合(基本的には室内飼育)は3月から11月の間1ヶ月に一度の予防薬投与がおすすめされます。

ノミが媒介するもの

  • 瓜実条虫(サナダムシ)
  • 猫ひっかき病
  • 猫ヘモバルトネラ症  など

ダニが媒介するもの

  • バベシア症
  • エールリヒア症
  • ライム病
  • 日本紅斑熱
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)  など

※赤文字は人間にも感染する病気

バベシア症、猫ヘモバルトネラ症は犬や猫の病気ですが、それ以外の病気は人獣共通感染症(ズーノーシス:zoonosis)と言い、人間にも感染して、重篤な症状がでることもあります。
ノミやマダニによって必ずこれらの病気が引き起こされるとは言えませんが、感染症に罹患しないためには定期的な予防をおすすめします。

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