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フィラリア症予防について

フィラリア症とは、蚊によって運ばれたイヌフィラリア(犬糸状虫)の幼虫が犬の体内に入りこみ、成長しながら移動し、最終的に心臓や心臓から肺に向かう大きな血管に寄生してしまう病気です。
寄生された動物は心臓・肺はもちろんのこと肝臓・腎臓などにさまざまな異常をきたすようになります。重症化した場合、亡くなってしまうこともあります。
一度寄生を許すと治療にリスクを伴う、もしくは治療に長い年月がかかります。
寄生してから治療するというよりは、かからないように予防することが重要です。

一定の気温条件(暖かさ)により感染が可能となるため、
三重県では5月〜12月が推奨予防期間とされ1ヶ月に1度の投薬を行います。

フィラリア症は犬への感染が圧倒的に多いのですが、ネコにも感染します。猫の犬フィラリア症の診断は難しく、診断できても、猫には安全な治療法がありません。猫も犬フィラリア症の予防が大切です。

よくある質問

Q1:毎年、検査する必要あるの?
フィラリア予防薬は体内を移動中の幼虫に効果を発揮しますが、万が一血管内にフィラリアがいた場合、予防薬によってショックを引き起こすことがあります。このような危険を回避するために、投与前には血液中にフィラリアがいないかどうかの検査が必要となっています。
Q2:室内飼いだから大丈夫では?
室内とはいえ、蚊の進入を100%防止できるものではありません。
蚊は、あなたの鞄や服にまぎれて、エレベーターやオートロックすらも乗り越えてやってきます。
Q3:蚊取り線香などを使っているから大丈夫では?
蚊取り線香や超音波の出る機械などを使っていても、蚊が薬で死ぬまでに吸血したり、そもそもそのグッズが効いていなかったりする可能性もあります。
フィラリアの幼虫をもつ蚊が犬を刺せば、フィラリアが寄生する危険性が十分あるということです。
Q4:毛の長い犬だから大丈夫では?
犬の性別、被毛の長短、毛色などによる寄生率の差はありません。長毛犬だから蚊に刺されないだろうと思ってはいけません。
Q5:薬は飲ませたくない
フィラリアの予防薬は、安全性の高い薬の一つです。
むしろ、飲ませないことによってフィラリアに寄生したときの愛犬のダメージの方が深刻でしょう。
Q6:蚊がいなくなったら、もう薬は飲ませなくていいのでは?
フィラリアの幼虫は蚊に刺されたときにできる皮膚の傷に感染します。(直接、血管には入りません。) 幼虫は体内を移動しながら成長し、やがて血管に入ります。 現在の一般的な予防薬は、感染後1〜2ヶ月程度成長した幼虫を薬を飲んだときに一斉に駆虫します。駆虫効果が1ヶ月間にわたり持続しているわけではありません。 蚊がいなくなっても(感染期間終了)、予防薬で駆虫できるまで成長していない幼虫が体内に残っている可能性があり、その残っている幼虫を確実に駆虫するためには、感染期間終了1ヵ月後の投薬がとても重要となります。最後まで忘れずに投薬しましょう。

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