ホーム > 手術・入院について
当院では、原則として避妊・去勢を含む全ての手術を完全予約制で行っております。
事前にご予約ください。(ただし、緊急手術の場合はこの限りではありません。)
手術は全身麻酔下で行うため、麻酔に耐えうる健康状態であるか判断するために術前検査を行っております。
現時点で、「100%安全な麻酔」は存在しません。少しでも危険性を減らすために十分な注意を払います。
麻酔による嘔吐事故を防ぐため、手術前日の夜9時以降は水以外の食べ物は与えず、絶食を厳守していただきます。
手術直前には身体検査および血液検査を行い、麻酔の可否を判定します。
手術中は各種モニターにより生体反応(心拍数、呼吸数、血圧、体温、動脈血酸素飽和度、)を観察し、異常時の対処に備えております。
当院で、症例に応じて術後疼痛の治療効果と全身麻酔の安全性を高めるため、周術期(術前、術中、術後)に疼痛管理を実施しています。
痛みの防止および麻酔の安全性を高めるには鎮痛薬の投与時期が重要であり、痛みの刺激が加わる前に鎮痛薬を投与する「先取り鎮痛」が効果的です。また、作用機序の異なる複数の鎮痛薬を併用する「マルチモーダル鎮痛」によって、投薬による副作用を抑え、鎮痛効果を増強できます。
当院では、手術に先立ち十分な説明を行い、同意書の記入をお願いしております。
わからないことや納得できない点があれば、納得するまで遠慮なくご質問下さい。
住み慣れた自宅を離れ動物病院に入院することは多くのストレスを動物に与えてしまうことになります。
当院では、出来る限り通院による自宅での治療を心がけています。しかしながらどうしても入院以外では治療が出来ない疾患や入院した方が短時間で病気が治ると考えられる場合入院をおすすめすることがあります。
入院室は犬用、大型犬用、猫用があり、冷暖房を完備した清潔な入院専用個室ケージです。また、重症患者の為に温度・湿度・酸素濃度を設定できる集中治療ケージも用意しております。
当院は完全看護を行っており、食事・お散歩等の管理はお任せ頂きたいと思いますが、特別な習性や性格、体質、食事癖、嘔吐癖、噛み付き癖が有る場合予めお知らせ下さい。また、病気療養中ですので、面会時のおやつや食事の差し入れ等も前もってご相談下さい。
面会は、診療日・診察時間内にお願いしています。
ただし、休診日・診療時間外でも症状が急変するなど、緊急にご面会が必要であると判断される場合はこの限りではありません。
また、入院動物が面会によって異常に興奮したり、治療に支障をきたす可能性がある場合には、当院から面会を控えて頂く様お願いする場合もございます。
<面会時間>
月曜〜土曜 9:00〜12:00 16:00〜19:00
入院中の治療は、検査結果や治療への反応などに基づき行います。
治療については可能な限り、面会時または電話にて説明させていただきます。
入院動物の状態が急変したり、緊急の処置が必要になった場合は、予めお伺いしている緊急連絡先にご連絡します。連絡が取れない場合は、当院の判断で緊急救命処置をする場合も有る事をご了承下さい。
手術後、退院後の回復は、ご自宅でのケアが大切となります。
退院後のお薬や食事等の指示は必ず守って下さい。薬を吐き出して飲まない等、困った時はそのままにせず、必ずご相談下さい。
又、病院から自宅に戻ってすぐに多量の水や食事を与えない様お願い致します。
動物は興奮していると過飲食になり、下痢や嘔吐を起こし易くなります。
退院の日時は前もって当院からお知らせ致しますが、時間の都合が合わない場合はご相談下さい。